村上春樹「エルサレム賞」 卵と壁のスピーチでガザ侵攻を批判

f0176876_8173414.jpg私は、村上春樹が大好きです。間違いなく、一番好きな作家です。そして、そのことを誇りに思います。

村上春樹は、イスラエル最高の文学賞「エルサレム賞」を受賞し、エルサレム市内の会議場でスピーチを行いました。村上春樹は、イスラエルのパレスチナ自治区ガザ侵攻を批判、日本で受賞をボイコットすべきだとの意見が出たことを紹介した。

村上春樹は例え話として、「高い壁」とそれにぶつかって割れる「卵」があり、どんなに壁が正しくても、どんなに卵が間違っていても、いつも自分は「卵」の側に付くと言及しました。更に、「爆弾犯や戦車、ロケット弾、白リン弾が高い壁で、卵は被害を受ける人々だ」と述べ、明言はしませんでしたが、イスラエル軍やパレスチナ武装組織を非難しました。

色々なサイトで日本語訳を見ましたが、どれも微妙なニュアンスがしっかりこなかったので、原文を読みました。自分の理解している内容が、村上春樹の伝えたい内容と完全に一致しているかどうかは、わかりません。ただ、高い壁と卵の一文を読んでいるときに、涙が出てきました。

本が好きで、走るのが好きで、ビールが好きで、ジャズが好きで、そんな自分との共通点から愛読するようになり、いつの間にか一番好きな作家になっていました。ただ、今回は、好きな作家という域を超えて、日本人としても誇りに思えるようなスピーチでした。(この記事を書きながらも、また涙が出てきました・・・)。G7で失態をさらけだし、世界中に恥をさらした人もいれば、こんなに素晴らしいメッセージを世界に発信できる人もいるのです。
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by set_them_free | 2009-02-18 08:27 |